#020 ブラフ / BLUFF
Designed by Richard Borg
◇3行で説明
- ダイスを振り、場にある出目の数を推測、ベットしていくゲーム。
- 他のプレイヤーのベット宣言から、出目を予想したり、逆にそれを利用してブラフをかましたりという心理戦がこのゲームの肝。
- ダイスを使ったゲームなのだが、運だけでは無く、推測や戦略性(ブラフ)を盛り込んだゲームシステムとなっており、奥深さを生んでいる。
◇事前準備
各プレイヤー以下を受け取る。ダイスカップ:1個
ダイス:5個
セットアップの様子
◇ざっくりルール
概要
ダイスを振り、場にある出目の数でベットのつり上げチキンレースを行うゲーム。他プレイヤーの宣言から、出目を予想したり、逆にそれを利用してブラフをかましたりでわいわい出来る。
目的
最後まで脱落せずに残ったプレイヤーの勝利。ダイスの説明
ダイスは全て「1/2/3/4/5/★」の目で構成される。★の目はオールマイティ。どの数字の目としてもカウントされる。
そのため、数字の目が出る確率はそれぞれ1/3、★の目が出る確率は1/6となる。
ゲームボードの説明
ダイス置き場プレイヤーが失ったダイスは全てここに置かれる。
残りダイスの数から期待値(平均して何個くらいダイスが出るか)が一目で計算できるようにデザインされている。(すばらしい!)
ダイス置き場と期待値
競りを行っていく場所。
それぞれのマスにはダイス枠と数字が表示されている。数字は出目の個数を表す。
空欄ダイス枠:1〜5の出目の個数でベットする。
★ダイス枠:★の出目の個数でベットする。
ゲームの流れ
1. ダイスを振る全プレイヤーダイスをダイスカップの中で振り、自分だけ出目を確認する。
2-1. ベットをつり上げる
ダイストラックはマスが先に進むにつれて、だんだんと条件が厳しくなるようになっている。
①同じマスの中でより大きな目でベット(個数は変えない)
②マスを進め、ベット(個数が変わる。目も変えてよい)
ベットをつり上げたら次のプレイヤーへ。
2-2. 出目を確定し振り直す
そのままベットをつり上げるのが厳しいと思われる場合、1つ以上で目を確定し、振り直しが出来る。
出目を確定させたダイスはカップの外に出す。
残りのダイスを振り直し、ベットをつり上げる。
ベットをつり上げたら次のプレイヤーへ。
2-3. ブラフ
前のプレイヤーのベットが嘘(宣言されたダイスが場に存在しない)と思ったら、「ブラフ!」と発声する。
ブラフが発声されたら、「3. 出目の評価」へ
ダイストラックはマスが先に進むにつれて、だんだんと条件が厳しくなるようになっている。
①同じマスの中でより大きな目でベット(個数は変えない)
②マスを進め、ベット(個数が変わる。目も変えてよい)
ベットをつり上げたら次のプレイヤーへ。
ベットの上げ方
そのままベットをつり上げるのが厳しいと思われる場合、1つ以上で目を確定し、振り直しが出来る。
出目を確定させたダイスはカップの外に出す。
残りのダイスを振り直し、ベットをつり上げる。
ベットをつり上げたら次のプレイヤーへ。
出目の確定と振り直し
前のプレイヤーのベットが嘘(宣言されたダイスが場に存在しない)と思ったら、「ブラフ!」と発声する。
ブラフが発声されたら、「3. 出目の評価」へ
3. 出目の評価
前プレイヤーダイスカップを持ち上げ、出目をオープンにする。
現在ベットされている出目の個数を数える。
ベットの数と出目の個数を比較し、以下のように処理
i) ベットの数 < 出目の個数
ベット成功、ブラフ失敗。
ブラフを発生したプレイヤーが「出目の個数 - ベットの数」の分、ダイスを失う。
ベット成功、ブラフ失敗。
ブラフを発生したプレイヤーが「出目の個数 - ベットの数」の分、ダイスを失う。
ii) ベットの数 = 出目の個数
ベット成功、ブラフ失敗。
ベット成功したプレイヤー以外、前プレイヤーがダイス1個失う。
ベット失敗、ブラフ失敗。
最後にベットしたプレイヤーが「ベットの数 - 出目の個数」の分、ダイスを失う。
ゲームの終了
手持ちダイスが無くなったプレイヤーは脱落。
最後の一人が決まった段階でゲーム終了。最後まで残っていたプレイヤーの勝利。
ベット成功、ブラフ失敗。
ベット成功したプレイヤー以外、前プレイヤーがダイス1個失う。
ベット失敗、ブラフ失敗。
最後にベットしたプレイヤーが「ベットの数 - 出目の個数」の分、ダイスを失う。
ゲームの終了
手持ちダイスが無くなったプレイヤーは脱落。
最後の一人が決まった段階でゲーム終了。最後まで残っていたプレイヤーの勝利。
◇感想
[Good]
- ダイスを使ったゲームなのだが、運だけでは無く、推測や戦略性(ブラフ)を盛り込んだゲームシステムとなっており、奥深さを生んでいる。
- 1ゲームが短く、準備も簡単なので何度も遊びたくなる。
- 期待値が一目で分かる盤面デザインは本当に良く出来ている。
[Bad]
- ダイスを振る音がそこそこうるさいので、騒音対策されていない家ではタオルを敷くなど工夫が必要。
Post a Comment