#006 スカイアイランド / Isle of Skye

Designed by Alexnder Perister & Andreas Pelikan

◇3行で説明

  1. カルカソンヌのようなタイル配置にタイル売買の要素を追加した作品。
  2. 資金のやりくりが重要。タイルの値付けが勝敗を分ける?自分の欲しいタイルは獲られないようにぎりぎり高値を付けたり、不要タイルをできるだけ高く売れるように値付けを考えていくのが肝。
  3. ゲームの度に変わる、得点方法のシステムがいつまでも飽きさせない。

◇事前準備

  • 初期リソース/持ち物
    • お金:5金
    • 衝立:1つ
    • 捨て札タイル:1つ
  • 得点ボードの設置
  • 衝立の準備
得点ボード

◇ざっくりルール

目的

勝利点を最も稼いだプレイヤーが勝利
ラウンドごとに異なる得点条件に合うタイルを集め、配置することで得点を獲得する。

概要

カルカソンヌのようにタイルを獲得し、配置していくのだが、獲得するのにお金を使った競売システムが組み込まれているのがユニークなゲーム。

引いたタイルはそのままでは自分のものにはならず、まず値付けをする。

値付けしたお金は購入のために使えないので、購入のためにお金をどれだけ残しておくか、考えながら値付けをするのだが、値付けを安くし過ぎると他の人が安く購入できてしまうし、このあたりからすでにジレンマたっぷり

ゲームの流れ

1. 収入を得る
  • 自分の配置したタイルにの内容に従い、お金を得る
  • 城:5金
  • 城から道でつながった樽:+1金
  • 加えて、3ラウンド目からは順位に応じたお金を得ることができる(後ろのプレイヤーのほうがたくさんもらえる)
2. タイルの競売
  • 配置タイルの競売を行う。
  • 各プレイヤー、3枚のタイルを袋から引き、他のプレイヤーに見られないように衝立の裏で値付けを行う。
  • 値付けの際、3枚のタイルのうちは廃棄しなければならず、他の2枚に値付けを行う。限りある手持ちの資金を使って値付けを行うため、ここで高額をつけると他プレイヤーのタイルを購入できないため、悩ましい。
  • 全プレイヤーが値付け完了したら衝立を外す
  • スタートプレイヤーから順に、場に出されたタイルを置かれている値段で購入していく。パスも可能。購入の際には値付けされた価格を持ち主に支払う。
  • 競売にて他プレイヤーから購入されなかったタイルは自分が購入することになる。値付けに使ったお金を銀行に支払い、タイルを得る。
タイルの値付けの様子
3. タイルの配置
  • そのラウンドで獲得したタイルを配置する
  • 配置のルールは各タイルの辺で地形がつながるように配置する必要がある。ただし、道についてのみ、つながっていなくても良い。
    (道をつながないと、収入を得にくくなる)
4. 得点計算
  • 各ラウンドごとの得点条件を示したスコアタイルに応じて得点を計算する
  • 最終ラウンドまで、1-4を繰り返す
5. ゲームの終了と最終得点計算
  • 最終ラウンドでは、追加で得点を得る
  • [1] 配置したタイル上に書かれた巻物の条件に応じて勝利点を得る。その際、巻物が描かれている地形が閉じられている場合、その条件での得点が2倍になる。端数は切り捨て
  • [2] 5金につき、1勝利点を得る

◇感想

[Good]

  • タイル配置はそれ自体が楽しい。出来上がった地図を眺めながら、ゲーム終了後の感想戦が盛り上がる。
  • ゲームのルール自体はシンプルなため、初心者にもおすすめできる。
  • タイル売買システムが新しい。ぎりぎりの値付けで資金をうまくやりくりしたプレイヤーが勝てるようになっている。
  • 得点方法はスコアタイルにより毎回タイルでランダムに決まるので、何度も遊べる。
  • 初期準備が簡単

[Bad]

  • 道はつながらなくてもタイルが配置出来るので、カルカソンヌより出来上がりが美しく無い

◇おススメ度 4/5


Sample

0 件のコメント

Powered by Blogger.