最近流行りの脱出ゲーム型ボードゲームを遊んでみた。【アンロック!/ワトソン&ホームズ/タイムストーリーズ】

最近、国内国外問わずにわかにはやってきた脱出ゲーム型ボードゲーム。
数点遊びましたので、簡単にまとめてみます。

とはいっても、脱出ゲーム型ボードゲームは謎解き/推理という特性上、「ネタバレ厳禁」
なので、いつものように写真を使った詳細なゲームレビューではなく、
特徴を紹介していくような記事にします。

遊んだゲームは三つ
1. アンロック! / UNLOCK!
2. ワトソン&ホームズ / Watson & Holmes
3. タイムストーリーズ / T.I.M.E Stories

どのゲームも特徴が異なり、三者三様です。

1. アンロック! / UNLOCK!



昔流行った、Flashで作られたWeb上の脱出ゲームをアナログで再現した
そんなプレイ感のゲーム。

カードの裏には一枚ごとに数字が書いてあるのだが、
この数字を使って、
探索/アイテムの使用についてシステムが結構うまく作られている

探索:開かれたマップ上、探索したい場所があれば、その場所に書かれた数字のカードをめくる。そのカードはその場所でのアクションの内容が書いてあり、物語が先に進む
アイテムの使用:使うアイテムと使われる場所の数字を足し、その数字のカードをめくるとカードを使った効果の内容が書かれており、物語が先に進む
といった具合。

最初行ったように、Webの脱出ゲームをカードにしただけでしょ?って言ってしまえばそれまでなんだけど、
ガンガンカードをめくって解いていく感じが楽しいし、
情報をカードにしたおかげで情報が俯瞰でき、役割分担も出来るのでより多人数で遊べるようになっている点がGood。

今回紹介する三つのゲームの内、
このアンロックが、謎が最も綺麗につくられていました。
個人的ベスト。

2. ワトソン&ホームズ / Watson & holmes



脱出ゲームというよりも、推理ゲーム。
探偵となり、聞き込みや探索をして情報を収集していき、事件の真相を当てるというゲーム。

このゲームの特徴は、とにかく情報量が多い

聞き込み対象の人間や探索場所はカードになっており、スタートプレイヤーから順に捜索場所を選んで行き、情報収集します。
同じ場所には置けない(アイテムを使わない限り)ということでプレイ順を付けたところが、ボードゲームっぽく工夫したポイントでしょうか。

しかし、本当に情報量が多いので、結局全部の場所を回らないと真相にたどり着けないし、手番順は余りゲーム性に寄与していないように思われます。(-_-;)

複雑な情報を整理し、推理することで真相へたどり着く
というまさにホームズのような推理体験が好きな人には刺さるゲームだと思います。

私には情報が多すぎて、ちょっと疲れてしまいました。

3. タイムストーリーズ / T.I.M.E Stories



「あなたは時空を飛び回るエージェント。時空の歪の発生を企てる大きな事件に時空を超えて駆けつけ、その危機を救ってください」
フレーバーとしてのストーリーが非常にわくわくします。

そして、これが最もリアル脱出ゲームを意識して作られたのではないかと感じたゲーム。
集めた情報を駆使して解く大謎が最後に用意されてます

複数人でプレイするのですが、
みんな違う人間に憑依することでその世界で活動を行います。
能力が全員異なる中で、協力しながら問題解決していくということになります。

世界観と謎解き自体はかなりおもしろいものでした。
私と合わないなと思った点は「ダイス」システム

基本的にこのゲームを進めていく根幹のシステムが「ダイス」を使ったものになっています。
そこかしこで起こる課題に対して、「ダイス」を振り、規定数以上の目を出すことで解決していきます。
これが結構な頻度と数あるので、正直飽きてしまいました。

ストーリーと大謎のシステムが素晴らしいので、
根幹のシステムをもう少しゲーム性が有ったり、飽きが来ないものに出来ればもっと名作となるだろうに
といったところでしょうか。


これからも、より工夫が施された良いゲームが出てくることを期待!

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